ロングレンジパックン(下B)の当て方

パックン使いのnaruです。

 パックン使いの人なら当てたいと憧れる(?)ロマン技、ロングレンジパックン。
でも当てるのが難しいため隙をさらしてそのまま負けてしまうなんてこともありますよね。そこで今回はロングレンジパックンを当てたい初心者の方向けに、ロングレンジを当てるための自分なりの解説をしていきたいと思います。

 なおこの記事はあくまで自身の考えおよび経験をもとに書いているため、間違ったことを書いたり実践してもうまくいかないかもしれないです。そのときはごめんなさい。

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ロングレンジの基本性能

・下B入力後にB押しっぱなしで溜めることができ、溜めた長さで威力と射程が変わる。
 射程・・・溜めなし/最大溜め(4マス/7マス)
 威力・・・溜めなし最短/最大溜め最長(10%/31%)
・下B入力後しばらくしてアーマーが発生しある程度の攻撃なら耐えることができる
・左右にスティック入力することで角度の変更可能で地上で80°、空中で110°まで変更可(ただし一度傾けると戻せない)
・シールドの削り値が高いためシールドブレイクを狙える

ロングレンジを使うことによるメリットおよびデメリットは以下のとおりである

メリット
・最大まで溜めたものを最長部分で当てれば早期撃墜も可能
・シールドブレイクさせたときのリターンが大きい(相手が0%でも最大溜め毒霧&最大溜め上スマで大体のキャラが消し飛ぶ)
・遠くから攻撃できるため意表を突くことができる

デメリット
・よけられると隙だらけ
・一度傾けると戻せないという性質上癖があり扱いが難しい

多くの人は先ほどのデメリットの方が印象が大きく、中にはロングレンジを振らないという方もいるかもしれません。そこでデメリットの原因と解決法を自分なりの考えをもとに解説していきます。

 

デメリット解説
・よけられると隙だらけ

ロングレンジを打ってもよけられてしまい、結果として痛い反撃をもらってしまいがちな人には以下の原因があると考えられます。

(1)下B入力後、すぐに角度を傾けている
(2)地上にいる相手しか狙っていない
(3)地上の相手に対して空中の高いところからロングレンジを出している

 まず(1)(2)について解説します。多くの方に見られるものが、下B入力後に溜まってもいないのにすぐ角度を傾けて地上の相手を狙おうとする行動です。この行動の悪いところは相手の行動に対応できる範囲が減ってしまうということです。

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ロングレンジの攻撃範囲の目安(大雑把)。黄色は溜めなし~溜め始め、赤は最大溜め近く。

 この画像を見てもらうとわかる通り、傾きが大きくなる毎に上部に攻撃できる範囲は減少していきます。このため相手がとる行動としてガードや回避のほかにジャンプという選択肢が出てきます。角度を傾けずに下Bを最大溜め近くまで溜めているときは左図の赤の範囲で対応することができるため、相手のジャンプでの避けに対して読んで当てるというリスクをつけることができます。しかしながら右図のように始めから傾けてしまった場合、傾き終わって最速で打ったときは黄色の範囲までしかないため相手に届かず、最大溜め近くである赤の範囲になるまでの時間に相手にジャンプされると簡単に避けられてしまいます。このためロングレンジが当たらず、結果的に手痛い反撃を受けてしまうと考えられます。また最大まで溜めていても地上にいる相手しか狙わなければ相手に「こいつは空中で当てることができないタイプだ」と悟られ、ジャンプで避けられ始めます。

よってこの問題の解決として以下のことを頭に入れておくといいかもしれません。
①基本的にロングレンジをすぐ傾けて打たない
②たまに空中に向けて打つことで相手にジャンプによる回避のリスクを認識させる

基本的にとしたのは、たとえ最大溜めまで我慢してても毎回同じタイミングで打っていると相手に打ってくるタイミングを覚えられてしまうため、あえてすぐ傾けてタイミングをずらすということもあるためです。また空中に向けて打つことで相手のジャンプでの行動を咎め、次に打つときに相手にジャンプさせにくくすることができます。読みでぶっ放してもらって大丈夫です。当たればラッキー、当たらなくても次に活かせるという気持ちでぱなしてください。

 (3)の原因について解説します。(3)の打ち方をされている方が時々見られますがあまり良い打ち方ではないです。その理由を以下の図から説明します。

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高い位置でロングレンジを打った時の様子。緑色は安置。

ロングレンジは空中では110°ぐらいまでしか傾けることができないという性質上、それ以上の角度の部分に三角形状の安置ができてしまいます。さらに敵はずっと止まっているわけではないのでダッシュなどで近づいてきたりします。その結果図のように自分の下に潜り込まれて反撃を食らってしまいます。

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さっきより低い大ジャンプ程度から出した場合

 先ほどより低い位置で出したときも同様です。ダッシュで近づかれた結果、相手に近距離でのガードや転がり回避での回り込みといった状況を許してしまいがちです。

 大半の相手は空中でロングレンジを出す前後の時点でダッシュなどで近づいてきます。これは相手の心理の中に「相手が空中にいる→着地狩りする」といった流れの考えがあるために起こしていることだと自分では考えています。それは特にスマブラをやりこんでいる人にとっては当たり前の考えであるため、スマブラがうまい人ほどダッシュで近づくことが多くなると思います。もしオンラインで対戦していてある日突然ロングレンジが通用しなくなってきたと感じている方は、高いところからロングレンジを打っていないかリプレイをみてみてもいいかもしれません。

 ただしこれも基本的にはしないほうがいいというだけであり、自分がステージ上にいて相手の復帰阻止を狙うときなど、相手の反撃が来ないと考えれる場面では打ってもよいこともあります。

 

・癖があり扱いが難しい

 このデメリットの解決方法ですがぶっちゃけ慣れるしかないです。威力が31%もあって射程も長くシールドブレイクを狙える技が扱いやすかったら、ぶっ壊れ技すぎて開発陣から修正がはいります。そのため専用部屋などで何回もロングレンジを打ちまくって角度と距離を感覚でわかり、相手をガン見しながら打てるようになることがロングレンジを当てるうえで大事なことです。

 しかしながら「俺はさっさとロングレンジを当てて気持ち良くなりたいんじゃ!」という方もいると思います。そこで相手が地上にいるとき限定ですが「これを覚えておけば当たる確率が上がる」という場面、角度を書いていきたいと思います。(当たらなかったらゴメンナサイ…)

(1) 45°ぐらい(相手の大ジャンプにあたる角度)
 相手のジャンプ読みでぱなしてください。大ジャンプの頂点部分での滞空時間もあって当たりやすい角度になります。

 

2.10~15°(相手の2段ジャンプによる飛び込みを狩る角度)
 これは完全な経験則になってしまうのですが下Bを構えた時に相手がすぐジャンプした場合、6~7割ぐらいの確率でパックン側に向かって2段ジャンプを出して上から飛び込んで来ようとします。それを咎めることができるのがこの角度です。この角度で出すのはスティックを傾けてすぐBボタンを離すとできるため、相手の行動を見てからすぐ反応して出すことができます。またこの位置で当てると相手の早期バーストも狙えるため余裕があれば狙えばいいと思います。

 

地上にいる相手にロングレンジを打つときは地上に向けて打つのと45°の角度で打つのを織り交ぜつつ、2段ジャンプした相手にはしっかり反応して10°の角度で打つといった感じでやるといいと思います。

 

 

 

最後に・・・

 ロングレンジを立ち回りに入れた戦い方は安定性に欠けるためあまり強くはないです。勝ちにこだわるのであればロングレンジを使わずシューリンガン(NB)をメインに立ち回ったほうが勝率は上がると思います。しかしロングレンジにはシューリンガンにはないロマンがあります。当てれるようになるまで茨の道かもしれませんが、ロマンを追い求めたいという方は是非頑張ってください。応援しています。